「気分が落ち込んで、何をするにもおっくう」
「眠っているのに疲れが取れない」
「仕事に行くのがつらい」
「病院には通っているけれど、身体のつらさも何とかしたい」
そんなお悩みはありませんか?
うつの状態になると、気持ちの落ち込みだけでなく、睡眠、疲労感、身体の重さ、肩や首の緊張など、身体にもさまざまな変化が出てくることがあります。
こうした「こころと身体のつらさ」に対して、鍼灸という選択肢があります。
うつに鍼灸?研究ではどうなっているの?
「うつに鍼灸って本当にいいの?」
そう思われる方も多いと思います。
実は、うつ病に対する鍼灸については、これまでに多くの研究が行われています。
厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトeJIMでは、これまでの研究をまとめた結果として、鍼治療は、無治療や一部の対照群と比較して、うつ病の症状を軽減する可能性があると紹介されています。
一方で、薬物療法や心理療法と比較した場合の有用性については、研究の質などから、まだはっきりした結論には至っていないとされています。
また、近年のシステマティックレビューやメタ解析でも、鍼灸によって抑うつ症状の改善がみられたという報告があります。
例えば、2024年に発表された研究では、20件のランダム化比較試験をまとめ、鍼灸と薬物療法を比較した結果、抑うつ症状の評価において鍼灸群で良好な結果が示されたと報告されています。ただし、研究ごとの違いもあり、さらに研究が必要とされています。
さらに2025年に発表されたメタ解析では、SSRI・SNRIなどの薬物療法に鍼灸を組み合わせた研究66件、5,744人を対象として検討され、薬物療法単独と比較して、抑うつ症状や治療反応などに良好な結果が示されました。
つまり、
「鍼灸がうつ病に何の関係もない」というわけではありません。
むしろ、うつ症状に対する鍼灸の可能性については、現在も研究が続けられている分野です。
では、なぜ鍼灸が注目されているのでしょうか?
うつの状態では、気分だけではなく身体にも変化が起こります。
例えば、
- 身体が重く感じる
- 首や肩に力が入りやすい
- 疲れやすい
- 眠りが浅い
- 朝起きるのがつらい
- 呼吸が浅く感じる
- 身体を動かすことがおっくう
といった状態です。
鍼灸では、こうした身体の状態を確認しながら、その方の体調に合わせて施術を行います。
「心の問題だから身体を施術しても意味がない」
ということではありません。
心と身体は、お互いに影響し合っています。
だからこそ、うつによって生じている身体のつらさにも目を向けていくことが大切だと考えています。
アスター治療院では「身体からのアプローチ」を大切にしています
アスター治療院では、うつの症状だけを見るのではなく、
「今、その方の身体がどのような状態になっているのか」
というところを大切にしています。
緊張が強いのか。
疲労が蓄積しているのか。
睡眠の状態はどうなのか。
身体を動かすことがつらくなっていないか。
そうしたことをお聞きしながら、その日の状態に合わせて施術を考えていきます。
医療機関に通院中でも、鍼灸を選択肢に
「精神科や心療内科に通院しているけれど、鍼灸を受けてもいいですか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
当院では、医療機関での治療を大切にしたうえで、鍼灸を身体のケアの一つとして取り入れることをおすすめしています。
鍼灸は、薬物療法や心理療法の代わりになるものではありません。
現在受けている治療がある方は、主治医の治療方針を優先してください。
そのうえで、
「身体の緊張が気になる」
「疲れが抜けない」
「眠りが気になる」
など、身体面のお悩みについて鍼灸を試してみる。
そんな使い方も一つの方法です。
「病院に行くほどではない」と思っている方へ
まだ医療機関には相談していないけれど、
「最近ずっと気分が晴れない」
「何をするにも面倒になってきた」
「以前できていたことができなくなった」
という状態が続いている方もいるかもしれません。
このような場合には、まず医療機関に相談することも大切です。
鍼灸院だけで解決しようとするのではなく、必要な場合には医療機関につながることも含めて、その方にとってより良い方法を一緒に考えていきます。
鍼灸を受けるか迷っている方へ
「うつと診断されているけれど、鍼灸も受けてみたい」
「薬以外にも身体のケアを取り入れてみたい」
「最近、心だけでなく身体もつらい」
「鍼灸に興味はあるけれど、自分に合うのかわからない」
そんな方は、まず一度ご相談ください。
いきなり施術を決める必要はありません。
現在のお悩みや体調をお聞きしたうえで、鍼灸が選択肢になりそうかを一緒に考えていきます。
つらいときに、さらに頑張る必要はありません。
心のケアと一緒に、身体のケアも考えてみる。
その選択肢の一つとして、鍼灸を知っていただければと思います。

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