ポリヴェーガル理論のお話をします。
自律神経は 交感神経と副交感神経神経の二つがシーソーの様にバランスをとっているというのが現在の定説です。
しかし、今 それだけでは説明が臨床上つかないよね?という事もあり 自律神経は三つある という ポリヴェーガル理論があります。
その三つとは交感神経と背側迷走神経複合体と腹側迷走神経複合体の三つになります。
・交感神経は アクセル
・背側迷走神経複合体は ブレーキ
・腹側迷走神経複合体は チューニング
と例えるとわかりやすいかもしれません。
例えば 冬眠や睡眠は ブレーキである 背側迷走神経複合体 モード
これから戦う(ドキドキ)はアクセルである 交感神経 モード
歌ったり、おしゃべり、ゆっくり布団に入ってゴロゴロは 腹側迷走神経複合体 モード
この三つで バランスをとっているんです。 このバランス(モード選択)は誰がとっているのでしょうか?
実はこのモードは自律神経がその時に自分の身体に対して適切な反応と思うモードを勝手にセレクトしてくれています。
これをニューロセプションと言います。
うつ病の方を例にしてみましょう。
うつ病の方でよくあるのは ご飯食べれない、動けないです。 しかしそれは 自律神経が貴方の身体を守るためにブレーキである背側迷走神経複合体モードに勝手に選択してくれています。 大事な事なのでもう一度言います。 貴方の意志とは無関係に勝手に自分の身体を守る為に選択してくれているのです。 でも気持ちが だめだ休んでいられないと思い焦ったりすると 交感神経モードに引っ張られそうな状況になり 自律神経はそれでは身体に良くないから ブレーキの背側迷走神経複合体を強めに選択する様になります。
ですから、うつ病の方もそうですが貴方が悪いのではなく 自律神経が休んだ方がいいよ とサインを出しているんです。
これを理解するとうつ病の方は真面目な方(メランコリー親和型)が多いので自分を責めてしまいがちですが、自分を攻める必要がないのです。 だって意識とは関係なく自律神経が勝手に休めって指示しているのです。
可能な限り少しずつ受け入れ、休んだり、安心したり、眠れる事ができると チューニングの腹側迷走神経複合体が大きくなり徐々に回復していくのです。 そのチューニングを増やすに鍼灸ってすごく親和性があるんです。
心と身体って繋がって居ます。 そこを理解できると回復が早くなるコツになります。
自律神経、うつ病、ポリヴェール理論に興味のある方 ぜひ仙台のアスター治療院にご相談を
#うつ #鍼灸 #ポリヴェーガル理論
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