痛みについて 〜VOL2〜

急性と慢性

さて、前回は痛みについて時間軸の視点から見て行きました。 全く痛みを感じない無痛症という病気がある。  急性期と慢性期 同じとことが痛くても発症してからの時間で変わってくる。 という事でした。  

                                                        ここで急性期と慢性期の違いをもう少し簡潔に上げてみたいと思います。

急性期

・受傷から時間が短い

・痛む場所を割と的確に(範囲が狭い)示せる。

・その受傷から回復までの時間内に改善する。

・痛みを感じる最終経路が脳の中の後ろ。

慢性期

・受傷から時間が経っている(治癒すると言われる期間を過ぎている)

・痛む場所の範囲が広く、細かく聞くと不明瞭だったりする。

・痛みの出る状況を上手に説明できる(その動作をする前からここまで動かすと痛み出るなど)

・楽しい事、違う事をしていると痛みを忘れている(本人は気づいていない事も少なくない)

・痛みを感じる最終経路が脳の中の前。

・うつ病を併発しやすい傾向がある。(もちろん全てではない)

と簡潔に上げてもこの違いがあります。  例えば同じ 腰、膝、首が痛くても 急性期と慢性期でこれだけの違いがあります。

慢性期において、

楽しい事、違う事をしていると痛みを忘れている時がある

ここ大変興味深くないですか? あれだけ痛い痛いって言っているのにその人が夢中になっていると痛みは忘れている時があるんですよね。 

例えば毎日膝が痛い痛いと言っているおばあちゃん 遠くから久しぶりに孫が会いに来たら テンション上がっていつもより動いている。みたいな。とか いつもの状況を見ている家族にしては別人にも見える。あの痛みは嘘ではないのか?と思ってしまう。 でも痛みの状況をおばあちゃんに聞くと ずーと変わらず痛い 同じ  と。外から見るのと本人の感覚とのギャップが生じる事もあるのが 慢性痛の特徴だったりもします。

でも、痛みを抱えているおばあちゃんも嘘はもちろんついていないし、周りから見えるおばあちゃんの動きの違いも嘘じゃない。 でもそのギャップが埋まらず家族内でよりおばあちゃんが孤立してしまう事もよく?あるケースではないでしょうか?(昭和のイメージなのかな?) 

痛みが続くと自然に痛む事を学習してしまうのも慢性痛の特徴だったりします。だってその痛みを経験しているからその動作をする前にこうやったら痛くなるとか痛くなりそうと自然に動きにブレーキをかけたり頭では割と詳しい(痛みのベテランとでも言えそう)

そこには心理面なども大きく影響してきます。

痛みについてお困りの際には 仙台 アスター治療院へご相談下さい。

今日はここまで 次回に続く。

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