脳卒中後遺症
脳卒中後遺症(Stroke Sequelae)は、脳卒中(脳梗塞や脳出血など)の発症後に残る様々な身体的、認知的、精神的な症状や障害を指します。
脳卒中は、脳の血流が一時的または永久的に阻害されることで、神経細胞に酸素や栄養が供給されなくなる状態です。
脳卒中後に残る後遺症は、脳の損傷の程度や場所によって異なりますが、以下のような症状がよく見られます。
脳卒中後遺症の症状
運動障害
脳卒中後、麻痺や筋力低下、運動の制御や協調の困難などの運動障害が発生することがあります。特定の筋肉が弱っていたり、動きに制限があったりする場合があります。
感覚障害
脳卒中によって感覚神経が損傷されることで、感覚の鈍化や痺れ、異常な感覚(ピンとするような感覚、痛みなど)が生じることがあります。特に半身麻痺の場合、片側の体の感覚が減退したり異常を示すことがあります。
認知機能の障害
脳卒中後、記憶障害、注意力の低下、言語障害、情報処理の遅延など、認知機能に関する障害が発生することがあります。これにより、日常生活や仕事において様々な問題が生じる可能性があります。
言語障害
脳卒中後、話す能力や言葉の理解力に障害が生じることがあります。この場合、発語や会話が困難になることがあります。
精神的な影響
脳卒中後、うつ症状や不安、情緒の波及、自己イメージの変化などの精神的な影響が生じることがあります。
これらの後遺症は、患者の脳卒中のタイプや場所、患者の年齢や健康状態などの要因によって異なります。リハビリテーションやサポートを通じて、多くの患者は後遺症の管理や軽減を行うことができますが、一部の症状は残念ながら永久的なものとなることがあります。
当院での脳卒中への対応・治療
当院においては、YNSA(山元式新頭療法)を中心に、麻痺側の上下肢のみならず、背部への鍼灸をし、神経の過緊張や硬くなっている筋肉を和らげ、動かしやすい身体へ導いていきます。