顔面神経麻痺
顔面神経麻痺(Bell’s palsy)は、突然起こる顔面の筋肉の一過性の麻痺であり、しばしば一方の顔半分が麻痺し、表情筋の動きが制限される状態です。
これは、顔面神経(第七脳神経)が何らかの原因で損傷を受けた結果起こります。
顔面神経は、顔の筋肉の動きを制御し、味覚を伝えるなどの重要な機能を担っています。
顔面神経麻痺が起こると、顔の筋肉が麻痺し、表情が歪んだり、目を閉じることができなくなったりすることがあります。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺の原因は明確ではなく、感染症(特にヘルペスウイルス)、自己免疫疾患、ストレス、頭部の外傷などが関与する可能性があります。
ほとんどの場合、原因が明らかにならずに起こりますが、感染症や炎症によって神経が圧迫されることが原因とされることがあります。
顔面神経麻痺の症状
顔面神経麻痺の症状は、突然起こることがあり、数日から数週間でピークに達することがあります。
一般的な症状には、
- 顔の片側の筋肉の麻痺
- 表情筋の動きの制限
- 口角の下がり
- まぶたが閉じられない
などがあります。
また、食事や会話、涙の生産、唾液の分泌などの日常生活の機能にも影響を与えることがあります。
ほとんどの場合、顔面神経麻痺は自然に回復しますが、リハビリテーションや一時的な薬物療法(ステロイドや抗ウイルス薬など)が行われることがあります。
一部の患者では、完全な回復に時間がかかることがありますが、大部分の患者は数週間から数か月で症状が改善し、完全に回復します。 一部神経麻痺が残ったままリハビリ期間が終了してしまい、麻痺を残したまま生活をさぜる得ない方もいるのが現実です。
顔面神経麻痺の治療・当院での対応
当院では、顔面神経麻痺リハビリテーション技能講習会認定試験に合格した知識を基に、YNSAを中心に、麻痺のある筋肉に痛くないはりをしていき、定期的に柳原法という評価基準を用いて評価をしています。
また、ご自分でできる簡単な表情筋、口腔内のストレッチ、マッサージをお伝えすることで、ご自宅でも可能なセルフケアで改善を促進しています。
顔面神経麻痺でお困りの方は、仙台のアスター治療院までご相談ください。